09.08.09 F.Dream Hiratsuka
ENEOS CUP Freshman Endurance Race round 4

ついに この日を迎えましたぁ〜！！

F.ドリーム平塚さん主催 フレッシュマン耐久レースでございます！！！


思いおこせば 今年の２月 正面突破を合言葉に参加イベントのレベルを引き上げ初めて参加したのが地元と呼べるF.ドリーム平塚さんの６０分耐久レースでした。

あの頃は自分たちのレベルも また他エントラントさんのレベルも まったく手探り状態で何も知らないまま参加した第一戦。

その時に残したリザルトは予選５位・決勝４位とゆうものでした。

はたして これが健闘だったのか、残念な結果だったのか、はたまた順当だったのか、それさえも判らないまま しばらく月日を過ごしておりました。

ただ その時メンバー４人が率直に思ったことは もうちょっと出来るんじゃないか、との思いでした。

時間が経過してイベント時の画像が公開されると そこには表彰式でのメンバー４人の複雑な表情がありました。

自分たちよりも先にチェッカーを受けた上位３チームに敬意を表するのは当然ではありましたが　ひょっとして自分たちでも その表彰台に届くことが出来たんじゃないか、

そんな思いが胸を過り その思いは後々ラップチャートやリザルトを検証するにあたり日増しに強くなっておりました。


ただし これはモータースポーツでは禁句でもある タラレバの御話し。

実際に戦って勝たねば何の意味もありませんし 誰もそんな話しに耳を傾けてはくれないでしょう。

そう ここから我がチーム Ｔ’ｚ Ｐｒｏｊｅｃｔ の２００９年の戦いが始まったのです。

このフィールドを突破し 更なる高みを目指すために。


と カッコつけた文章で始まったレポートではございますが このフレッシュマン耐久レース、２月の次は４月、６月と開催されたわけですが

この２戦はマネジメントを担当するワタクシの不手際で見事にエントリーできず いわゆる予備予選落ち　（ーー;）

言わばグリッドにさえ着くことができず敗退したわけでございますｗ

満を持してエントリーしたこの第４戦で はたして Ｔ’ｚ Ｐｒｏｊｅｃｔ はレースに勝って望みどおり晴れて卒業とすることができるのでしょうか〜！

このレースに臨むにあたってチーム内でも色々な出来事がありましたね。

イベントカレンダーに目をやれば この日は折しも初戦から連続参戦している大井松田カートランドさんのレンタルフェスタのボーナスラウンドとバッティング。

それ故か 参戦するにあたり そのスタイルや意義、更には その先に何を見据えるのか云々。

ネット上で、時には臨時ミーティングまで開催しメンバーとの意思疎通を図りました。

昨年などは自分が決定した参加イベントに「今度はドコへ行くんですか？」「誰と組むんですか？」などと お気楽に尋ねてきたメンバー達も いつからか、

残った者たちは しっかりとレンタルカートの世界で自我を築き 自分が何をすべきなのか、また何を目指すべきなのかを当然のように考えるようになっておりました。

その中で決まったのは この一戦に向け 各々がF.ドリーム平塚さんに特化して走り込みし レースに臨むこと。

イベント３週間前のエントリーの日を境にメンバー其々のフレッシュマン耐久レースが すでにスタートしたのです。


昨年から通じて１戦のために 走り込んでレースを戦う、チームとしては初めての経験ではありましたが本気でレースに勝とうとすれば ごく当たり前のことだったのかもしれません。

が、言うほど簡単なことではありませんでした。

自分としても悔いを残さぬよう 足の治療と称しては仕事を早めに切り上げ 平日の夕刻に走った日々。

メンバー全員で全ラップの検証、更には他チームさんの動向等々 密度の濃い３週間だったのです。


そして迎えた当日！

雨の心配はなく ヒト安心ではありましたが この時期 当然のように容赦なく上がる気温に少々 閉口気味ですが この日のメンバー達は覚悟が違いました。

メンバー４人の思いはヒトツ、この６０分を全力でリレーして最初にチェッカーを受ける、これにつきました。

このチームの思いを嘲るように試練がやってまいります。

レンタルカートのレースでは避けて通れない、好、不調の車両抽選です。

当日 引き当てた車両は１２号車。

このレースに向けてフレッシュタイヤに履き替えているため事前の車両状況は参考にしかなりませんが少なくともアタリカートとして下馬評に上ったものではありませんでした。


この不安は練習＆予選時間で明らかとなります。

予選走行順は季節がらアタッカーを２、３番手としたワタクシ→コイディ―君→しばたまさん→ガミンさんの順。

まずは自分がコースインしラップを重ねますが３２秒台のラップに留まり その時点でのラップボード上の順位も５〜６番手と冴えませんｗ

続いてコースに入ったコイディ―君 さすがにエースの意地で３１秒台に入れるもののライバルチームも上げ幅があり大きな順位変動とはなりません。

代わった しばたまさんも３１秒７までで 最後にガミンさんの走行を終えました。

この時点のトップ Team TKCさんの３１秒３９７と比較するとコンマ４秒近く離されており間に３チームと、車両ポテンシャル的には かなり苦戦を強いられる模様。

う〜ん、あの逃げ切りシュミレーションは一体ドコ？？ （ノ＿-）ゴシゴシ




Ｆ．ドリーム平塚　ＥＮＥＯＳ　ＣＵＰ　フレッシュマン耐久レース第４戦　予選リザルト

第１戦と同じ５番手グリッド上にて♪スタートドライバーは 子ガチャ君でした（笑）




決勝グリッド 間もなくスタートを迎えます！！

今回のスターティングドライバーはチームで色々なシュミレーションを試行錯誤した結果 当初の原案どおりしばたまさんを起用！

この半年で培った接近戦のスキルと軽量を活かしたスタートダッシュに期待をかけました♪

しかし、、、

いつもならオープニングラップで２つ、３つ順位を上げてくる しばたまさんですが今回の決勝グリッドを見渡せばウチの前に陣取る２〜４番手のチームさんは軽量ドライバーでしたｗ

祈るような気持ちの中 いよいよレースがスタート！

耐久レース、と名前がついているものの 前回レースを思い返せば６０分は４人で走るスプリントリレーです。

序盤だけでなく　このスタートにおけるポジション争いが重要なわけですが・・・


そんな不安が見事に的中！

いつものようなポジションアップが果たせないばかりか、１コーナーに殺到した混乱にラインを潰されイン側のパイロンを引っ掛け しかも引きずってしまうはめにｗ

しばたまさんのリカバリーで何とかパイロン自体は引き離せたものの この２つの要因で一気にポジションは１１番手くらいにダウン！

今回はウチのチームに流れがないのか！？ピットで見守る３人に一瞬よぎる そんな思い。

しかし ここから しばたまさんの逆襲が始まります！

パイロンが離れるとすぐにペースを上げる しばたまさん、前車に追いついては１台、１台パッシング！

今回のレースは いつものF.ドリーム平塚さんらしからぬ荒れた展開で明らかな走行マナー違反の車両も見うけられましたが そんなことすら お構いなしの追い上げです！


この時点のトップはポールスタートの１６号車 Team TKCさん！

これに５号車 オバチャマーズさんが２番手に続きます。

ここまで ウチにまったく流れが無い展開と思われたのですが 優勝候補と目された他チームさんも同様の展開が始まります。

序盤 ３番グリッドからスタートした１０号車 Clover spirits! feat.ﾐのオカエリ。さんもS字でラインを潰されたようでタイヤバリアにクラッシュ！！

更には３号車に乗る RKH 稲川純二＆フレンズのヒ○セさんも２ヘアピンにて混戦のなか ラインを潰されてしまい こちらもタイヤバリアに突っ込んでますｗｗ

レース序盤の荒れた模様に翻弄されてゆく優勝候補のチームたち・・・

下位から ひとつ、ひとつ順位を上げてゆくウチに流れが舞い込みます♪

事前のシュミレーションで集団に呑まれた場合 一番 恐れていたのがトップ１台だけダントツに離れてしまうことでしたが 今日の展開は そうはならず

上位３台は付かず離れず、の攻防でペースも しばたまさんのほうが速く これはひょっとして・・・？と思いはじめるピットの３人！！


やがてレースも１５分を過ぎた頃になるとルーティンのドライバーチェンジが始まります！

ウチもピットの混雑時を避けるべくタイミングを計っておりましたが ちょっとタイミングが悪く 前２台に詰まるカタチとなりましたが ピット交代ロスは最小限に留めセカンドスティント コイディ―君の出番です♪

ここでの見せ場は すぐ前方に走行する ５号車 オバチャマーズさんへの追走！

セカンドスティントを走る５号車は イベント開催前の練習で驚異的なタイムを出していたハ○さん！

この時期でありながら３１秒０〜１を記録しコイディー君でさえ 理解に苦しむ驚異のタイムと評しておりました。

が！

レースともなるとスーパーバトルや各サーキットにて実戦を数多くこなしているコイディ―君に一日の長あり！

リスクなく これをパッシングし 更なる上位を目指します！！

ピット交代のタイミングもありますが この１〜２スティント しばたまさん・コイディ―君で一時は１１位まで落ちた順位を３位まで押し上げてくれました〜！(≧∀≦)/

約１５分の持ち時間でローテーションするウチの３番手はガミンさん！

詳細はここでは触れませんが このイベントに向け彼はチームで一番 走り込みをいたしました。

特に１週間前からの走行量はゆうに２００ラップに届く勢い！！

残念ながら練習時に設けた課題に惜しくも届きませんでしたが その練習の成果が存分に発揮されます！

この時点でのトップは １０号車 Clover spirits! feat.ﾐの玉ンソさんですがここのチームはドラチェンが１回分 少なく実質のトップを走るのが１６号車 Team TKCさんです！

ガミンさんに交代して この直後につける我がチーム！

やがて数秒あった差が縮まりはじめ やがてはテールtoノーズへ！！

パッシングがやや不慣れ、と自己分析をしていたガミンさんですが そのテーマに取り組み練習した成果として第一ヘアピンでインに飛び込み見事なパッシング！！ヽ( @ｖ@)ノ♪

順位は２番手ではありましたが これで実質上のトップ浮上です〜♪

少しづつ後方を引き離しにかかっておりましたがしばらくするとラップ遅れが出始め引っかからないタイミングで最後のドライバーチェンジです！！


ん〜？！

てーことはアンカーである自分がトップで交代！？

逃げ切れば優勝！？！？

ある程度 想定してたとはいえ やはりこの展開とは、、、

何でもいいや、考えるだけ無駄だし とにかく逃げるだけじゃ〜！┏(;￣▽￣)┛

ここで幸いしたのが自分がピットアウトした場所は集団の前だったこと。

１〜２台をかわすと前方はクリアの状態が多く 後方をチラ見すると数秒後方に集団がある模様です。

この頃は２位の１６号車 Team TKCさんとの位置関係、ギャップも定かではありませんでしたが やがてピットからしきりにゼスチャーによる指示が飛んできます！

これは後ろに来てる・・・Σ(￣ロ￣lll)　ｶﾞﾋﾞｰﾝ

えぇ見なくてもわかりますとも・・・





ホームストレート上にて チームから もっとインに寄れっ！と




チーム３人の期待と夢をプレッシャーとゆうカタチで背負ったワタクシの走りはマージンを取ったうえ即ペナルティの対象である緑パイロンに絶対 近寄らないビビり走法ｗ

そりゃ２位も追いついてきますって(^-^；

スーパーバトルで覚えたブロックラインに移行しますが何のプレッシャーもないシングルのスプリントであるスーパーバトルとは違い

自分のミスでチームの順位が一気に逆転してしまう状況にテールスライドや失速のミスを連発ｗ

何度かノーズをねじ込まれたものの１６号車 Team TKCのワ○さんもクリーンなバトルに敬意と感謝の念を持ちつつも何とかトップを死守します！

いったいこの状態で何ラップ走行したのか、それさえもわからないような精神状態でありましたが最終コーナーを抜けた時に微かに見えたチェッカーフラッグ！！！




ゴォ〜〜〜ルッ！！！



その差 僅か０．４５１秒！！




Sugarさんが撮影してくれました♪平塚は万歳チェッカーするとイチコーナーに散る（笑）ので片手で♪




チームのみんなが繋いで渡してくれた襷をホントに 何んとかっ！

トップのまま ゴールへ運ぶことができました〜！


この日のチームメイトである しばたまさん・コイディ―君・ガミンさんは もちろんのこと この日わざわざ都内から応援＆サポートに駆けつけてくれた風来旅団のリーダー、Arumckoさん、

いつも写真を撮り続けてくれた りえぞ〜、チーム全体に耐久レースを戦うとは何たるか、を身を持って教えてくれたナガセルさん、はたまた前日までウチのチームの練習に付き合っていただいた

タカZ33さん＆マツネンさん、更にはこの日 戦ったライバルチームの皆さんやレース運営をしていただいたF.ドリーム平塚さんのスタッフさん達。

Ｔ’ｚ Ｐｒｏｊｅｃｔがここまで辿りつくまで関わったすべての皆様に深く感謝を申し上げます。


個人的には反省材料 山積みではございますが これにてＴ’ｚ ＰｒｏｊｅｃｔはチームとしてはF.ドリーム平塚さんのフレッシュマン耐久レースを卒業いたします。

少しの休息をいただき また新たな目標に向かって始動いたします。

以降 皆様 宜しくお願い申し上げます。

まずは８月２３日開催 フォーミュランド ラー飯能さんで行われるレンタルカート耐久レース第３戦に臨みます！！

シャンパンファイトでは玉ンソさんからフライングで洗礼を受けました（笑）




猛暑の中 ６０分を一緒に闘い抜いてくれた今回の愛機１２号車を囲んで♪




お立ち台 上位３チームでぇ〜す♪２位 Team TKCさん・優勝 T'z Project ・３位 clover spirits! feat.ﾐ さん




６０分スプリント・リレーを闘ったメンバーとサポート＆応援に駆けつけてくれたArumckoさんでパチリ♪




全チーム集合写真です！