14.11.30 AUTO SPORT CUP EAST JAPAN SPORT KART SERIES Final Round
& ooi-mazda RENTAL FESTA 2014 Final Round








今年最後の公式戦を迎えました!

今シーズン、唯一 シリーズを追いかけていた大井松田カートランドさん主催、レンタルフェスタの最終戦でございます~♪


ここまで6戦を戦い辛くも1ポイント差でシリーズ首位にて迎えられたものの 最後の決着はこのレースで先にフィニッシュしたチームがチャンピオン、と言う痺れる展開です!

しかも!ここ数戦はウチとライバルであるBSCさんの2チームエントリーでしたが フジナミ マネさんが送り込んだ??(苦笑)プロの方々がスポット参戦してまいりました!

まずはスーパーGT GT500クラス2013年チャンピオンチームで今期 ZENT CERUMO RC F を走らせるTEAM CERUMOさんがエントリー!

そういえばファーストドライバーである立川祐路選手は ここ大井松田カートランド出身の元レーシングカーターさんですもんね。

次に やはりスーパーGT GT300クラスにてマクラーレンMP4-12Cを走らせる加藤寛規選手がMclaren GTとして

最後に これまたスーパーGTで活躍している土屋武士選手が 自らのチームである チーム サムライを率いて参戦してまいりました~!


給油のあるレンタルカート耐久の経験では こちらに分がありますが そこは何と言っても国内トップドライバーさんたち!

チャンピオン争いは2チーム間のことですが 3チームの動向次第でチャンピオン争い自体にも影響するやもしれません!


そこに 意外なチームが割って入ってきました!

昨年のGT2クラスチャンピオンで今年はGT1クラスに参戦していたヤマスさんが まさか!まさか!のGT3クラス初参戦!

ウチは前回優勝のオマケで戦闘力数値が-7なのに 前記の4チームはシーズン初参戦のため戦闘力数値が+10!?

これは油断するとクラス最下位も十分にありうる展開となってまいりましたw


対する我がチームは 5耐のみ参戦してもらっている りょうてぃん君を迎え ガミンさん、ワタクシ、そしてピットサポートに よっしーさん、とゆう体制で臨みます!

6チーム中、最大ハンデ回数4回ではありますが 頑張ってチャンピオンを目指しますよぉ~!!


















今回のピットレポーターは2010日本レースクイーン大賞にてグランプリを獲得した美波千夏さん(通称 ちなってぃーさん)でした!




グッと アップで もう1枚 撮っていただきましたよ~☆




5耐オリジナルメンバー、4名でシリーズ最後のレースに臨みます♪








さてさて!迎えたレース当日です!

この日を迎えるにあたり もちろんウチもそうですがライバルであるBSCさんも並々ならぬ意気込みで臨まれているようですね!


まずはドライバーズブリーフィングにて行われるカート&グリッド抽選です。

今期の クジ引きは りょうてぃん隊長に御任せなのですが ここで引き当てたカートは27号車!?

ん?今まで聞いたことない番号です。

とーぜん、過去データもありません。

後々 このカート抽選が我がチームのレース展開にあれほど影響を及ぼすとは この時点で誰も知る由もありませんでした。


ブリーフィングが終わり練習走行が始まります!

ここで割り当てられたカートの燃費データを取るため 本番ではないとはいえ重要なポイントになりますよね。

ここで好調だったのは土屋武士さん率いるチームサムライさん!

これにMclaren GTさんが続きプロ所属チームの2チームがタイミングモニターの上位を占めます!

直接のライバルであるBSCさんも43秒台にてアベレージを刻み好調なご様子!

で、ウチは、と・・・


ん???45秒台だぁ!? ヾ(´Д`;●) ォィォィ

コース上に目をやるとストレートスピード自体は それほど遜色ないものの ブレーキでリアがブレークしてしまう悪癖があるようで ガミンさんも相当苦労している模様です。

この時点でBSCさんとのベストの差は1.1秒と ハンデ2回のビハインドを跳ね返さねばならない状況下では絶望的と言っても過言ではない差ですねぇ、、、

次に りょうてぃん君がコースに入りチェック、タイヤが温まって いくらか状況は好転したのか とりあえず44秒台へ入れてきました。

そして数周後には初めてギリギリながら43秒台へ!

おっ イケるのか!?と思いきや次のラップでは1コーナーアウト側にコースアウトw

戻ってきた りょうてぃん君の印象を聞くと やはり相当リスキーに攻めないと43秒には入らず 神経質なリア挙動は とても5時間向きではないとのこと。

最後にワタクシがコースインしてチェックしますが 多少 熱が入っても根本的な挙動は変わらず 特にダブルヘアピン進入では毎周のようにリスクとの戦いに明け暮れていました (;´゚Д゚)ゞ困ッタナ…


練習走行も終わり 我がチームはドライバー3人、サポート1人の全員で急遽 ミーティングの場を持ちます。

そこで出した結論は とても5時間を戦えるカートではないので 今回、レギュレーションで許されているカートチェンジ宣言を行う、とゆうものでした。

カート抽選はレース中、各チームが1回だけ 宣言をした段階でカートを変更できるとゆうものです。

その際の燃料搭載量は1Lとなりますので どのタイミングで宣言するかも重要なポイントですね!


この時点でチームが導き出した結論は 最初のカートで搭載燃料の2Lを出来るだけ使ってからカート交換、を根幹戦略といたしました。

ただし カート交換が前提となれば交換するまでは たとえSCカーが入ろうとも 給油はできないビハインドがあるのも事実!

そこは運を天に任せてスタートするしかありませんでした。

この時点では チーム全員が これは相当 厳しいレースになる、そう予想していたのですが・・・まさか ・・・





シグナル ブラックアウトで各クラス合計26台が いまスタート!5時間後のチェッカーを目指します!
































チームは不安を抱えつつ スタートドライバー、りょうてぃん君をグリッドに送り出します!

全26台、中には ここ大井松田KLでのレース経験が無い方もいらっしゃるようですから チームで一番 経験値が高いドライバーとしての指名でした。

やがて1周のフォーメーションラップの後 シグナルブラックアウトにて全車スタート!

5時間後のチェッカーを目指します!


3番グリッドから好スタートを切った りょうてぃん君、前にいた直接のライバル、BSCさんをかわしクラス2~3番手をキープします!

ここで良い方向の誤算がありました!

練習走行では まったく歯が立たなかったチームに対して ウチのアベレージタイムが遜色なく走行を続けております!

しばらく様子を見たのち ピットサインで りょうてぃん君に状況を確認すると このまま しばらく引っ張るとのこと。

やれやれと レースの推移を見守っていると 60周目前後 この日、平穏だった展開に最初のSCが導入!

ここは給油枠を取れず無念のスティw

対するBSCさんは給油枠を確保していました・・・

ハンデ2回+SC1回のビハインドとなってしまい苦しい展開です。


この後 しばらくして りょうてぃん君からカートチェンジの逆サインが!!

待機所に向かいオフィシャルさんを捕まえて受け入れ態勢を整え りょうてぃん君を受け入れます!

ここでチェンジしたカートは23号車でした。

23号車は今シーズン 何回か乗って好調だった車両ですから期待が持てますが それでも乗り換え時間、ポンダー付け替え時間、ゼッケン付け替え時間、と そこそこのロスはあります。

はたして このロスタイムとハンデ2回分のビハインドを取り返せるだけのポテンシャルや如何に??


りょうてぃん君のタイムはアベレージ的に27号車よりアップしましたが アップした幅はコンマ2秒程度、と一気にロスを取り返せるほどのことはありませんでした。

それでも給油に帰ってきた りょうてぃん君のコメントを聞くと リアは比較にならないほど安定しているらしく リスクは低くなったようです。

ただし 今度はフロントが入らず ドアンダー!1コーナーと4コーナーは相当 手前からステアリングを切らないと曲がらないとのこと。

一難去ってまた一難、ってとこですかねぇ・・・・・・(・∀・i)タラー・・・


セカンドスティントはガミンさん!

27号車よりははるかに乗りやすいらしく タイムもアベレージも練習走行時とは比べ物になりません!

今シーズン、ここまで一緒に戦ってきたガミンさん、アベレージも安定してますし安心して御任せできますネ♪

途中、チェーンオイル塗布やハンデ消化も無難にこなしてもらい その後 給油&ドライバーチェンジでピットへ呼び戻します!


3スティント目はワタクシの出番!

ハンデを消化してコースイン!

どれどれ アンダーは、と・・・

こりゃあ相当 手前から切らないとホントに曲がりませんw

もっとも それ以外はさほど問題なく走行できるので27号車よりはアベレージも安定して刻めます♪

一人辺りの走行時間をクリアし50分経過程度のところで給油に呼び戻されたのでピットへ戻ります~☆









































ワタクシからガミンさんへバトンを繋いだ段階でレースは丁度 折り返しとなりました!

ここまでの展開は ただ一度のSCを拾えず カート交換のロスタイムがあり、と 致命的とは言えないものの 良い流れとは言い難い状況です。

片やBSCさんは その唯一のSCを拾い クラス2~3番手を走行中とあり なかなか追撃のキッカケもありません。


その流れが変わりだし始めたのが このスティントでした!

ここまでウチの燃費は 4回給油でゴールまで届かせるには ややマイナスの状況。

チームとしては 後半 気温が下がってから更に燃費が落ちると読み ここでガミンさんに燃費走行をしてもらいます!

キッチリと仕事をこなしたガミンさん、この日、初めて拾ったSCで確認したところ 給油した燃料と合わせフィニッシュするまで十分な量となりました!

ここでウチにとって更に追い風となったのは前半、カート交換したことにより他チームよりコンマ8~9程度 余計に燃料を持っていたこと♪

ここまでの燃費を考えると他チームさんは4回給油では 結構 ギリギリなはずです。

残り時間が少なくなった頃 上位がエコランに入ってもウチは 残り全開でイケますから逆転の目も出てまいりました~☆


更に!
ウチが最後の給油に入った際、何と!BSCさんがコース上にストップ!?

その後 給油所に入ったところを見るとガス欠のようです。

これで完全に流れが変わりました!

アンカーの りょうてぃん君をコース上に送り出した時には すでにBSCさんと同一ラップです!

すでにハンデ4回も消費済みですから これで2回分のハンデを跳ね返し 逆転に成功しました~!


ここからフィニッシュまで1時間ちょっとありますが ウチはもう ひたすら前をコース上で追うのみ!

トップのチーム サムライさんは数ラップ先行しておりますが2位は1周程度の差ですからガス欠等も含めて逆転を目指します!


りょうてぃん君も そのチームの思いに呼応するように 全開走行!

もう給油もない ハンデストップもない状況ですからピットは見守るしかありません。


そして・・・ついには2位と同一ラップまできましたが ここまででした。

時計が残り時間ゼロを表示し 総合でトップを走るGT1のハヤコバ レーシングさんにチェッカーフラッグが振られます!

りょうてぃん君も無事 クラス3位でチェッカーを受けました!

クラス優勝は出来ませんでしたが ポイントを上積みすることに成功、念願のクラスチャンピオンを獲得です♪


序盤、あれほど苦しんだ展開がウソのような終盤・・・

あのカート交換が無ければウチもガス欠を恐れてペースを落とさざるを えなかったかもしれません。

そう思うと カート抽選で外れたことも幸運のキッカケだったんですね。

あのハズレカートに腐らず 最善で出来ることをチーム全員で してきたからこそ、この結果があったんだと思います。


1年間 自分のワガママに付き合ってくれたガミンさん

参戦できるか瀬戸際だった時に助けてくれた りょうてぃん君

チャンピオンを獲る、と2年間 大ホラをふいて待たせた よっしーさん

1年間 追いつ 追われつで お付き合いいただいたBSCの皆さん

この日 一緒に走ったエントラントの皆さん

そして この日を盛り上げるべく努力をされたオーガナイザーの皆さん


本当に ありがとうございます!

また来年、一緒に遊んでくださいませ~!














































タスキを繋いで5時間経過!いま アンカーの りょうてぃん君がクラス3位でチェッカーを受けます!お疲れ様!!




クラストップは ぶっちぎりでチーム サムライさんでした!珍しくガミンさんが自らシャンパンを開けたい、と自己主張!良いことです♪




暫定表示は2位でしたが ウチは明らかに3位でした~(笑)それでもチーム全員、納得の表情でしょ!




で、シリーズは念願のGT3クラス チャンピオンを獲得できました~!




こちらも全員が やることやった表情ですね!




レース後 チームサムライの土屋武士さんと 御話しさせていただきました♪





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